雷雲と谷とカマイタチ

たとえば、地球に初めて来た宇宙人に「卵焼き」を説明するなら、どんなふうに言う?「お母さん」の性質とか、いや、まず地球や日本の説明から始まるかもね。

具合悪そうに跳ねる君と突風

暑い日に、那覇へ働きに出かけた。
当然めっちゃ暑い!
Uネックのカットソーの上から、スーツのジャケット。
汗をかいてサウナ状態になりすぎて、スーツの背広は滅茶苦茶に。
ビジネスホテルへついて、コインランドリーに行く暇もなかったのでボディーソープで洗った。
次の日ジャケットはグレープフルーツの匂いが続いた。
ジャケットが痛むのではないかと気になったけれど、何があっても洗うべきだと心に決めていた。

気どりながら踊る彼と失くしたストラップ
生まれた県が異なると普通に食べるものが変わることを結婚してからめちゃめちゃ気づくようになった。
ミックスジュースシェイクしようかと嫁から前に聞かれ、コンビニででも買っていたのかなと考えたら、地元では作るのが普通みたいだ。
缶詰のモモやら他と作った氷を加えて、ミルクを挿入してミキサーでシェイクしてすぐに完成。
家で味わい飲んだのは未知の体験だけれど、しかし、めちゃめちゃ味わい深かった。
感動したし、おもしろいし、俺もやっている。

そよ風の吹く祝日の午後は想い出に浸る

友人のちかこは賢い。
頭が良いんだろうなーと思う。
あまり他者を裁いたりはしない。
何この人?と思っても、まずは相手の考えも重視する。
そうしていると、視野が膨らむし、強くなれるのだ。
考えを譲らない事より、こうしている方がちかこにとって優先なのかもしれない。
自分が傷つかないやり方、起こったことを次回の糧にするやり方をよーく理解している。

具合悪そうに体操するあなたとファミレス
江國香織の小説に出てくる主人公は、陰と陽を潜めていると思う。
不倫を悪としない。
恋だと思わせつつ、運命的に好きなのは旦那様だけのただ一人。
という女性がよく登場するような気がします。
不倫を陰だと考えれば、旦那さまは陽。
ふと、別の自分が入ったように陰が登場する。
不倫に対する善悪の定義は置いておいて、登場するヒロインを凝視する。
私の中に新しい恋や見解が現れることもたまにある。

控え目に話すあの人と夕焼け

太宰の斜陽、大ファンの私は、三津浜水族館近くの安田屋旅館に足を運んだ。
一緒に文学大ファンの友人。
こちら安田屋旅館は、作家の太宰がこの本の章の一部を考えるために宿泊した宿。
廊下を進むと、ミシミシと、響く。
女将さんに見せてもらったのは、太宰が宿泊した二階にある角の部屋。
立派な富士山が少しだけ、頭を見せていた。
窓から見える海の海面にはいけすが張ってあった。
三津浜は足を運んだかいが大いにある。

雨が上がった祝日の早朝は微笑んで
鹿児島に定住してみて、墓に日ごとに、お花をしている人が多いということに感嘆した。
高齢の方は、いつも、霊前に弔花をなさっていないと、近くの人の目が心配らしい。
連日、献花をやっているから、家計の中の切り花代もとっても大変らしい。
日々、周辺の高齢の女性は墓に集まって菊をあげながら、会話もしていて、お墓の辛気臭い空気はなく、まるで、騒がしい公園のようにはなやかな空気だ。

息もつかさず吠える子供と夕立

現在のようにインターネットが普及することは、幼かった私は予測ができなかった。
品物を売る業界は今から競争が激化するのではないかと考える。
ネットを活用し、できるだけ安価な物を発見することが可能だから。
レースが激しくなったところで、頻繁に目立つようになったのがネットショップ成功のためのセミナーや商材販売だ。
現在は、成功するための方法が売れるようにな時代で、何が何だかよくわからない。
手段と目的を取り違えてしてしまいそうだ。

雨が上がった月曜の深夜に熱燗を
ここ最近、腹のぶよぶよとした脂肪を筋肉にと思い腹筋をしている。
娘を自らの体の上にしがみつかせて数を声を出し数えながら腹筋を行っていたら、わが子との遊びにもなるし、しゃべりだしの子供も数を耳で覚えるし、俺のみにくいぜい肉も減るし、良いことばかりだと思っていたら、はじめのうちは、喜んでいた2歳の娘もすぐにあきてしまった。

喜んで熱弁する先生と枯れた森

甲斐の国は果物の郷と言われているほどフルーツの生産が行われている。
日本には珍しい海のない県で八ヶ岳などの山々に囲まれている。
そのために、漁業もできなければ、稲作もあまり盛んではない。
そこで、山梨を治めたあの柳沢吉保が果物つくりを提案したのだ。
他県に負けない優れた名産が経済を潤すと考えたのだろう。
甲府盆地の水はけの良さと、山国ならではの寒暖の差はみずみずしい果物を実らせる。

一生懸命口笛を吹くあなたと公園の噴水
昔、短大を卒業してすぐ、友人と3人で飛行機でソウルに旅に行った。
初の国外で、ホテルに1泊2日の宿泊だった。
メインを随分歩いて、はしゃいでいたけれど、そのうち道に迷ってしまった。
日本語は、当然浸透していないし、英語も全然通じない。
あわてていると、韓国のサラリーマンが達者な日本語でメインの場所を伝えてくれた。
何年か大阪に留学して日本文化の習得をしたらしい。
それで、無事、素晴らしいツアーを続けることができた。
最終日、駅で道を教えてくれたその人に偶然出くわした。
「またきてください」と言ってくれたので、3人ともここが大好きになった。
いつも長期休暇には韓国観光が実現される。

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